「超越」の障害となるもの
「超越」はある意味、もっとも私たちの身近にありますが、それに気がつけなくなっています。
超越瞑想(TM)を繰り返すことで、「超越」が実感されていくのですが、その途上においてはさまざまな障害が現れます。
マハリシ先生は、あまり障害についてあれこれと語ることはありません。
それよりも、より肯定的な光の側面に意識を向けることを推奨しています。
ですが、パタンジャリのヨーガスートラにおいては、九つの障害として明確に紹介されています。
1)病気
2)倦怠(無気力、生理的、エネルギーの欠如)
3)疑い
4)不注意(集中できない、注意が向かない)
5)怠惰(心理的)
6)物欲(快楽など対象への執着)
7)妄想(間違った知覚、錯覚)
8)ある段階を手にできない(道を失う、段階的な成長を遂げられない)
9)不安定
※()内は三浦による補足。
上記は、解説者によっていろいろな訳や解釈があります。
これらは、内側の目覚めをもたらすのではなく、心を外へ外へと向けるものです。
サンスクリット語では、「ヴィクシェーパ」と言います。
これらの障害は、ヨーガの実践(ヨーガアーサナや瞑想)を継続する上での障害とも取れますし、瞑想体験中に現れる具体的な障害とも取れます。
どちらにしても、私たちの行く手に現れる障害に他なりません。
TM瞑想の実践にあたっては、努力はいりません。
このような障害があったとしても、瞑想の正しい実践と正しい理解があれば、自然と努力なく障害がいずれ消えてなくなります。
より小さな障害のレベルで、効率的に解消していきます。
「もっとも速く解消する」と言ってもいいでしょう!
なぜなら、超越瞑想は、自然の力を活用しているからです。
ぜひ多くの方に、超越瞑想(TM瞑想)を実践し続けていただきたいですね。
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